毒男思想の行きつく先
世界は光陰の如く進み、私は置き去りにされた。
やはり私も日本人、旧態依然なのは相変わらずだ。
女性を避け、社会とも断絶、米国の非モテが起こす「サイレントテロ」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56526
私がかつて書き連ねてきたような毒男思想を、アメリカ人が考えるとどうなるか。
その結果がどうやらこれのようだ。本文は長いのでタイトルだけ引用する。
気になる人は自分で読みに行きましょう。
・反フェミニズムの王国「マノスフィア」へようこそ
・「ブルーピル」と「レッドピル」
・ブラックピルを飲んだ人々
・最後は「出家」を目指す
・日本からの大きな影響
どうやら「非婚派」の理論は日本からアメリカへ渡り、大きな発展を遂げたようだ。
「人類は恋愛至上主義の罰を負わねばならない」―――ということなのか。
太平洋戦争の後にGHQは日本人を徹底的に家畜化したが、その反動と怨念がいつぞやの議論で聞いた「アメリカの日本化が進んでいる」に繋がるのか―――
「この世は男性優位社会だと思い込まされているが、実はこの世界は女性中心(gynocentric)社会であり、差別・迫害されているのは男性のほうだ」
「にもかかわらず、女性ばかりが優遇され、「当然」あるはずの男性の権利が不当に剥奪されている!」
・・・うん、やっぱり赤字を見る限りアメリカ人はアメリカ人だったよ!
オルタナ右翼とか新反動主義とか、何かどこかで聞いたような話も出てます。
気になるならこちらのリンクから本文を読みに行きましょう(リダイレクト)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56526
無論、私は私の道を往く。彼らの辿り着いた「毒男思想」を見に。
レッドピルよりも強力なブラックピルを飲んだ、という人々もいる。それがMGTOWだ。
MGTOWは「ミグタウ」と発音するようだが、Men Going Their Own Wayの略である。我が道を行く男たち、とでも訳せようか。一言で言えば、女性中心社会に対抗すべく、女性との付き合いを極力避ける男たち、ということである。
2015年のVICE誌の記事によれば、この概念は2000年代初めに生まれたらしい。検索回数の推移を示すGoogle Trendsを見ると2010年前後から急増しており、近年注目が高まっていることが分かる。
MGTOWの基本は、女性と付き合うのはコスト的にもリスク的にも割が合わないという考え方だ。MGTOWにとって、女性は男性を食い物にする捕食者であり、男性の自己所有権を侵害する存在と見なされる。ゆえに、女性を避けることで、男性は自分の人生を追求することが可能になるというのが、MGTOWの考え方だ。
インセルと違い、MGTOWは暴力行為に走るわけではないので、マノスフィアの中では穏健に見えなくもない。しかし、ブラックピルを飲んだ彼らに見えている世界というのは、インセルよりもある意味ダークで絶望的なものである。
MGTOWに見える社会の序列は、権力や経済力のある女性(例えばヒラリー・クリントン)がトップで、次にフェミニズムに守られた女性全般、そして動物愛護運動に守られた動物が続き(!)、男性はその下というものだ。
男性は誰も守ってくれず、女性にモテなければ馬鹿にされ、離婚すれば慰謝料や親権争いで常に負け、セッ/クスすれば後日レイ/プ扱いされ、いわば「給料をもらう奴隷」に過ぎないという、被害者意識に満ちた世界観がそこにある。しかも、そうした社会をテロでひっくり返す、というインセルと違い、MGTOWにあるのは、このような秩序は変えようがない、という諦観なのだ。
ぜ、全身が痒くてたまらん!
汗疹が疼いているかのようだ!
・・・一方、日本からは理論と同時に概念も導入されたようだ。
MGTOW(ミグタウ)を巡る議論を見ていると必ず出てくる話が、日本の影響である。筆者がMGTOWについて最初に目にしたとき、日本のherbivore menと似たものであるという説明があった。
herbivoreとは草食という意味で、ようするに「草食系男子」のことである。また、先に出てきたレベル4のMGTOWはGoing Monk(僧侶になる)とかGoing Ghost(幽霊になる)と呼ばれるが、Hikikomoriと呼ばれることも多い。
さらに、MGTOWは女性が支配する社会への男性のストライキであるという見方がある。
2013年には心理学者のヘレン・スミスが「Men On Strike: Why Men Are Boycotting Marriage, Fatherhood, and the American Dream - and Why It Matters」という本を出しているが、副題の「なぜ男たちは結婚、父権、アメリカン・ドリームをボイコットし、なぜそれは問題なのか」という問題意識は、日本で10年ほど前に盛んに語られた、若者世代の少子化や消費の低迷は、自己責任を押しつけ自分たちを見捨てた社会への復讐として機能しているという「サイレントテロ」に近いものがある。
かつて欧州大陸から東に船出したコロンブスがアメリカ大陸を発見したように彼らは「我が道を往く」と東へ出港し、コロンブスが最期まで到着できなかった「黄金の国ジパング」へ辿り着いたのだろうか―――魂だけ。
最も、ペリー提督といささか様子が違うのは明白なのだが。
さて、長くなってきたので最後は彼らの絶望的諦観で締め括りたい。
「 セ ラ ピ ー で 顔 は 治 ら な い 」
これ、(※ただしイケメンに限る)が前提ですよね多分(ry
【追記】
今回の少子化ログを締めくくるに値するのはこの記事だと、他ならぬ私は思うのだ。
やはり私も日本人、旧態依然なのは相変わらずだ。
女性を避け、社会とも断絶、米国の非モテが起こす「サイレントテロ」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56526
私がかつて書き連ねてきたような毒男思想を、アメリカ人が考えるとどうなるか。
その結果がどうやらこれのようだ。本文は長いのでタイトルだけ引用する。
気になる人は自分で読みに行きましょう。
・反フェミニズムの王国「マノスフィア」へようこそ
・「ブルーピル」と「レッドピル」
・ブラックピルを飲んだ人々
・最後は「出家」を目指す
・日本からの大きな影響
どうやら「非婚派」の理論は日本からアメリカへ渡り、大きな発展を遂げたようだ。
「人類は恋愛至上主義の罰を負わねばならない」―――ということなのか。
太平洋戦争の後にGHQは日本人を徹底的に家畜化したが、その反動と怨念がいつぞやの議論で聞いた「アメリカの日本化が進んでいる」に繋がるのか―――
「この世は男性優位社会だと思い込まされているが、実はこの世界は女性中心(gynocentric)社会であり、差別・迫害されているのは男性のほうだ」
「にもかかわらず、女性ばかりが優遇され、「当然」あるはずの男性の権利が不当に剥奪されている!」
・・・うん、やっぱり赤字を見る限りアメリカ人はアメリカ人だったよ!
オルタナ右翼とか新反動主義とか、何かどこかで聞いたような話も出てます。
気になるならこちらのリンクから本文を読みに行きましょう(リダイレクト)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56526
無論、私は私の道を往く。彼らの辿り着いた「毒男思想」を見に。
レッドピルよりも強力なブラックピルを飲んだ、という人々もいる。それがMGTOWだ。
MGTOWは「ミグタウ」と発音するようだが、Men Going Their Own Wayの略である。我が道を行く男たち、とでも訳せようか。一言で言えば、女性中心社会に対抗すべく、女性との付き合いを極力避ける男たち、ということである。
2015年のVICE誌の記事によれば、この概念は2000年代初めに生まれたらしい。検索回数の推移を示すGoogle Trendsを見ると2010年前後から急増しており、近年注目が高まっていることが分かる。
MGTOWの基本は、女性と付き合うのはコスト的にもリスク的にも割が合わないという考え方だ。MGTOWにとって、女性は男性を食い物にする捕食者であり、男性の自己所有権を侵害する存在と見なされる。ゆえに、女性を避けることで、男性は自分の人生を追求することが可能になるというのが、MGTOWの考え方だ。
インセルと違い、MGTOWは暴力行為に走るわけではないので、マノスフィアの中では穏健に見えなくもない。しかし、ブラックピルを飲んだ彼らに見えている世界というのは、インセルよりもある意味ダークで絶望的なものである。
MGTOWに見える社会の序列は、権力や経済力のある女性(例えばヒラリー・クリントン)がトップで、次にフェミニズムに守られた女性全般、そして動物愛護運動に守られた動物が続き(!)、男性はその下というものだ。
男性は誰も守ってくれず、女性にモテなければ馬鹿にされ、離婚すれば慰謝料や親権争いで常に負け、セッ/クスすれば後日レイ/プ扱いされ、いわば「給料をもらう奴隷」に過ぎないという、被害者意識に満ちた世界観がそこにある。しかも、そうした社会をテロでひっくり返す、というインセルと違い、MGTOWにあるのは、このような秩序は変えようがない、という諦観なのだ。
ぜ、全身が痒くてたまらん!
汗疹が疼いているかのようだ!
・・・一方、日本からは理論と同時に概念も導入されたようだ。
MGTOW(ミグタウ)を巡る議論を見ていると必ず出てくる話が、日本の影響である。筆者がMGTOWについて最初に目にしたとき、日本のherbivore menと似たものであるという説明があった。
herbivoreとは草食という意味で、ようするに「草食系男子」のことである。また、先に出てきたレベル4のMGTOWはGoing Monk(僧侶になる)とかGoing Ghost(幽霊になる)と呼ばれるが、Hikikomoriと呼ばれることも多い。
さらに、MGTOWは女性が支配する社会への男性のストライキであるという見方がある。
2013年には心理学者のヘレン・スミスが「Men On Strike: Why Men Are Boycotting Marriage, Fatherhood, and the American Dream - and Why It Matters」という本を出しているが、副題の「なぜ男たちは結婚、父権、アメリカン・ドリームをボイコットし、なぜそれは問題なのか」という問題意識は、日本で10年ほど前に盛んに語られた、若者世代の少子化や消費の低迷は、自己責任を押しつけ自分たちを見捨てた社会への復讐として機能しているという「サイレントテロ」に近いものがある。
かつて欧州大陸から東に船出したコロンブスがアメリカ大陸を発見したように彼らは「我が道を往く」と東へ出港し、コロンブスが最期まで到着できなかった「黄金の国ジパング」へ辿り着いたのだろうか―――魂だけ。
最も、ペリー提督といささか様子が違うのは明白なのだが。
さて、長くなってきたので最後は彼らの絶望的諦観で締め括りたい。
「 セ ラ ピ ー で 顔 は 治 ら な い 」
これ、(※ただしイケメンに限る)が前提ですよね多分(ry
【追記】
今回の少子化ログを締めくくるに値するのはこの記事だと、他ならぬ私は思うのだ。
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